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Columnコラム

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2026.7.30タイTarget Agriculture社

自然の力を信じて育てる、タイの有機パイナップル

甘みがギュッと詰まった、パイナップルへのこだわり

甘みがギュッと詰まった、パイナップルへのこだわり

私たちがお届けする有機ドライパイナップル。その自然な甘さとジューシーな食感が、どのように生まれているのか。今回は、その原料となる有機パイナップルが育つ、Target Agriculture社提携のタイの農園をご紹介します。農園での株植えから加工まで、細部までこだわりが光っています。

タイで親しまれる「パタビア種」

私たちが使用しているパイナップルは、バンコクから南西に車で約3〜4時間ほどのタイ南部・プラチュブキリカン県の契約農園で育てられています。
品種は、タイで最も親しまれている「パタビア種」。果実が大きく、果汁をたっぷり含み、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。
さらに、生育が安定しているため、農薬や化学肥料に頼らないオーガニック栽培にも適しており、タイ全土で広く栽培されています。
タイを訪れると、市場やスーパー、屋台のあちこちでパイナップルを見かけます。皮をむいて一口大にカットされたパイナップルは、食後のデザートやおやつとして親しまれる、タイを代表する果物の一つ。みずみずしく甘いパイナップルは、人々の暮らしに寄り添う身近な存在です。

植え付けから約一年半、自然のリズムで育つ

パイナップルは、植え付けてすぐに実る果物ではありません。雨季が始まる4〜5月頃に苗を植え、およそ1年かけて根と葉をしっかり育てます。その後も、開花を促すホルモン剤などは使わず、自然に花が咲くのをじっくりと待ちます。
花が咲いてから収穫までは、さらに4〜5か月。植え付けから収穫までにかかる期間は、およそ一年半にもなります。
実は、パイナップルは一株から収穫できる果実は基本的に一つだけ。長い時間をかけて育ったその一つの果実には、自然の恵みがぎゅっと詰まっています。だからこそ、甘みと酸味のバランスがよく、果汁をたっぷりと含んだジューシーなおいしさが生まれるのです。

植え付けから約一年半、自然のリズムで育つ 植え付けから約一年半、自然のリズムで育つ

オーガニックだからこそ、人の手をかける

農園では、合成化学肥料や農薬、除草剤は使用していません。
土づくりには乾燥させた牛ふん堆肥を使い、畑の雑草は人の手で一本一本取り除きます。雑草を自然に抑制するために、列の間隔も狭く植える工夫もしていますが、それでも雑草は生えて、養分がとられることで、果実の大きさにもばらつきが生まれます。
効率だけを考えれば、もっと簡単な方法があるかもしれません。それでも自然の力を生かした栽培を選び続けているのは、おいしいパイナップルを育てたいという思いがあるからです。自然に任せるだけではなく、人が工夫できることは丁寧に積み重ねる。そんな日々の手仕事が、おいしさを支えています。

オーガニックだからこそ、人の手をかける

ジューシーなおいしさを、そのまま閉じ込める

収穫されたパイナップルは、できるだけ早く工場へ運ばれます。自然発酵を防ぐため、加工は収穫から一日以内。原料となるパイナップルは生食としても使えるものを用いており、砂糖を加えないからこそ、十分な糖度まで育った果実だけを厳選しています。
乾燥も、高温で一気に仕上げることはありません。55〜65℃という低温で時間をかけて乾燥させることで、果実本来の甘みを引き出し、やわらかな食感を残しています。
さらに少し厚めにカットすることで、噛むほどにジューシーさを感じられるよう工夫されています。
タイで親しまれているみずみずしいおいしさを、日本でも楽しんでいただきたい。そんな思いが、この一枚一枚に込められています。

ジューシーなおいしさを、そのまま閉じ込める

10年以上育んできた、産地との信頼関係

私たちとTarget Agriculture社とのお付き合いは、2015年から続いています。
最初のご縁は、有機マンゴーでした。品質への考え方やものづくりへの姿勢に共感し、ともに歩みを重ねる中で、「ぜひ一度味わってほしい」と紹介いただいたのが、このタイ産パイナップルです。
試食した瞬間、そのジューシーな果汁感と甘み・酸味の絶妙なバランスに魅了され、それまで取り扱っていたものからタイ産へ切り替えることを決めました。以来、マンゴーもパイナップルも同じ産地と歩みながら、品質について意見を交わし、より良い商品づくりに取り組んでいます。
私たちが大切にしているのは、商品を仕入れることではなく、産地と信頼関係を築きながら、一緒に品質を育てていくことです。
約一年半という栽培期間、収穫後すぐに加工する工夫、そして10年以上にわたり積み重ねてきたパートナーシップ。
そのすべてが、一枚のドライパイナップルのおいしさにつながっています。
次に口に運ぶ一枚は、きっとこれまでより少しだけジューシーに、そして特別に感じていただけると嬉しいです。

10年以上育んできた、産地との信頼関係