「ブラウンシュガーと有機果実のグラノーラ」は
モデルの大石参月さんと
国内産やオーガニック品などこだわりの食材を扱うナチュラルキッチン
とのコラボレーションで誕生しました。
美しいプロポーションや肌のコンディションを維持する源は「食」。
肉体そのものを「食」でキレイにする。
これは、もしかしたら究極の「おしゃれ」なのかもしれません。
そこで参月さんとナチュラルキッチンが
どのようにグラノーラを生み出したのか、
名古屋での開発の1日を追ってみます。

名古屋市西区にあるナチュラルキッチンは
もともと砂糖の卸問屋から発展してきた企業です。
現在は、砂糖はもちろんのこと、
食品や菓子の原材料に取り扱いの幅を広げて、
国内産やオーガニック品など、こだわりの食材の輸入・販売を主に行っています。

まず、名古屋に到着した参月さんに見学してもらったのが、
ナチュラルキッチンの倉庫でした。
ここにはなんと、1,000種類を超える様々な商品がストックされているのです。

倉庫の前に積み上げられた商品を見て、
参月さん、いきなり足がとまってしまいました。
「何これ？すごーい」
結婚して料理をつくっている参月さんは
食材に興味がありすぎて、座り込んでじっくり品定めを始めてしまいました。

その後、倉庫をゆっくり探索してもらい、
参月さんにはグラノーラづくりで参考になりそうな食材を
倉庫からたくさん選んでもらいました。

ただ倉庫から参月さんが気に入った食材だけで
グラノーラをつくるのでは意味がありません。

「まずはテーマを決めましょう」

ナチュラルキッチンの方々と議論が始まりました。

つくってもらう商品には、
モデルたちが意識して食べている美につながる食材や
参月さん独自のこだわりが
たっぷり詰まっていてほしい。

そこでまず、最近のモデル仲間で流行りの食材を
参月さんにインタビューしました。

すると、
「食材はオーガニックのものがやっぱり良いですね。
農薬や科学肥料を使っていないから安心して食べられる。
あとは、余計な食品添加物も避けたいですね。
ココナッツオイルにはダイエットだけでなく、
美肌効果があると言われていて、今でも定番人気ですね。
それから美容に良いと言われているのがナッツです。
中でも参月はアーモンドには注目していて、
アンチエイジングに効果があると話題です。
それから参月の一押しはデーツ（ナツメヤシ）。
本当に美味しいし、女性に必要な成分がたっぷり入っているの。
だから、今回のグラノーラにはデーツは絶対に入れたい・・・」
と話し出したら、止まらない。
さすがモデルさん、トレンド情報が満載です。

しかし、トレンドだけを反映させてもつまらないので、
できれば参月さんの好きなこだわりの要素もブレンドしたいですね。

そこで参月さんのグラノーラ作りでこだわりたい要素も
インタビューしてみました。

「ベースとしてはブラウンシュガーやメープルシロップが好き。
トッピングとして欲しいのは、
レーズンとか、クランベリーもいいかも。
かわいいし、見た目も華やかになるでしょう。」

なるほど～。
では早速、美容とこだわりの要素と混ぜて、
試作品を作ってみましょうか。

＜試作品1：クランベリーとデーツ、アーモンドのブラウンシュガー・グラノーラ＞

参月さんの第一印象。
「思ったより、見た目、地味ね（笑）
あまり美味しそうって感じがしない」

ナチュラルキッチンの加藤さんとさらに議論。
「見た目の華やかさやインパクトを出すには、
バナナくらいドーンとないとかしらね」

＜試作品2：バナナとデーツ、アーモンドのブラウンシュガー・グラノーラ＞
ドーン！
バナナの存在感と色合いでバランスが良くなりました。
参月さんの第一印象。
「ちょっとデーツとアーモンドが似てますね（笑）」

本日何度目かの試食タイム。
いよいよ食材が決まるのでしょうか。
「美味しい。デーツ良いですね。
アーモンドも良いけど主張しすぎかな・・・」
と、参月さん。

5秒間考えた末、
「デーツはこの商品には絶対必要なので、
アーモンドを抜いてください！」
と即決。しかし、
「アーモンドに代わる美容食材を入れたい」
と引き下がりません。

そこでナチュラルキッチンの加藤さんから
「イチジクはどうでしょうか？」という提案。
「イチジクは食物繊維がたっぷりなので、
女性が喜ぶ食材です」

「それ、最高です！」

「あとアーモンドもあきらめなくても大丈夫です。
クラッシュしたのを隠し味で入れることもできますよ。」

「！！！そうなんですね。嬉しい！お願いします！」
こうして
「ブラウンシュガーと有機果実のグラノーラ」の
プロトタイプ（試作品）が完成しました。

丸1日かけて、
素材選びからテーマ決定、試作品作りまで、
ナチュラルキッチンの方々と議論を重ねて、
新商品を生み出してきました。

ゼロから何かを生み出すというのは、
とても骨の折れる作業です。
しかし、参月さんはとても楽しみながら、
商品開発の議論と実験をしていました。
帰りの新幹線。
「思ったより30倍楽しかった！
本当にものづくりをした実感があって、
めっちゃ嬉しかった！」
という言葉。

カラダの中からおしゃれをつくる
大石参月さんの知恵が詰まった究極のグラノーラを
ぜひ、お試しください。

＜おまけ＞譲れないデーツを食べる大石参月さん